外国語文章添削
演説の原稿
2024/12/22
添削対象言語
日本語
添削内容
それでは始めたいと思います。今日発表するテーマは、「ああ、また崩れちゃった」です。はじめに、お聞きしたいですが、皆さんは陶芸をやったことがありますか?「陶芸」とは、土を使って器などをつくる技術のことです。出来上がったものは、一般的に陶磁器と言います。これですね。はい。たぶん皆さんはよく耳にしますけれども、実際に体験したことがある方はそれほど多くないと思います。ちょうど先月、仏山という歴史のある都市へ行ってきました。そこには、特に有名な南風古竈(なんぷうこよう)という陶磁器を中心に、商売や陶芸を体験できる観光地があります。古くから商工業が盛んで、たくさんの職人が陶芸をやっています。あの時、私も店の外から職人たちが作業しているのを見ました。しばらく見ると、なんか簡単な感じがします。「私もできるはず」と、やる気が湧き上がってきました。それで、ある陶芸体験教室みたいな場所へ行ってきました。
店に入ると、沢山のろくろが備えているのを見られます。これは、「ろくろ」と言います。器を作る時、土をこの中心に置いてから作り始めます。
はい、そして、まずは、何を作るのかを決めます。マグカップやお皿など、作りたいもののイメージができていると、すぐにスタートすることができます。今回私が作ったのはとっくりというお酒を飲む時に使うコップみたいなものです。
続いて、いよいよ自分の腕を振るう時間になりました。ここでは、ちょっと大体な流れを説明します。
まず一つ目は、土をしっかりと十分にもみます。たぶん皆さんが麵や餃子を作る時にやったことがあります。そして、両手と土を水でよく湿らせ、足でペダルを踏みます。すると、ろくろがこんな感じで早く回ります。
それから、だんだんと土を下から押し上げたり、上から押し下げたりします。2、3回繰り返しをすると、土の中心が見つかります。中心ができたら、穴をあける時に、すごく簡単です。そして親指の内側を使って、中心から外へ穴を広げます。ここに最も重要なのは、自分の手はろくろと一緒に回ってはいけません。なので、両手をそうっとつけるのはポイントです。ぎゅっと力を入れると、器の形が崩れてしまいがちです。
初めてなので、緊張してしまったり、力加減が分からなく、歪んでしまったことは何度もあります。せっかく先生が土台を作ってくれたのに、力を入れすぎて、ぐらぐらになってしまいました。こんな形になってしまいましたね。はい。すると、
「先生やばい。不安定すぎない?こんなに体調が悪くなってごめんね」
聞いたあと、先生も優しくサポートしてくれました。やっと作品の完成へ。
最後に、自分で着色し、色をつけるということですね。そうしたら、こんな状態になっています。
言うまでもなく、職人のように腕がよく、綺麗にならないと思いますけれども、これを人生初体験の印として、大切にしていきたいと思います。
それに、一見簡単にできる物事だからといって、実際にやってみるとやれるとは限らないとしみじみ感じました。さらに、伝統工芸の魅力を味わうこともでき、とても貴重な経験だと思っています。普段なかなかできない体験を通して、自分の心も穏やかになってきたし、また、壊れやすい陶磁器が丁寧に扱いを要求し、それによって、ものに対する愛着を持つようになって、自分が育つとも言えるでしょう。皆さんもぜひ陶芸を試してみてはいかがでしょうか。
はい、以上です。ご清聴ありがとうございました。